冬の播磨灘沿岸は牡蠣海道!<その3>室津の古い街並みへ

室津の牡蠣の直売所は賑わっていましたが、小さな港町の中はひっそりとしていました。

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入江に張り付くように民家が立ち並んでいます。

全国的には室津って聞いてもピンと来ないですよね。
兵庫県揖保郡御津町室津から、2005年の市町村合併でたつの市御津町室津に行政区分が変わりましたが、この地は遠く1300年前の昔から栄え、独立した文化を持つすごい港町です。

古くは奈良時代に行基により整備された5つの港のひとつ。
江戸時代になると、参勤交代の西国大名の殆どが瀬戸内海を船で通り室津港に上陸し、ここから陸路を進んだため、港の周辺は日本最大級の宿場となりました。
通常、宿場におかれる本陣は、1軒、多くても2軒ですが、室津には6軒(肥後屋・肥前屋・紀国屋・筑前屋・薩摩屋・一津屋)もありました。
室津に滞在したシーボルトは賀茂神社から見た播磨灘を「日本の美しい景色」と絶賛したそうです。
また、遊郭発祥の地とも言われています。
しかし、明治に入り参勤交代の制度が無くなり、鉄道・道路が内陸部に敷かれたため急速に衰退してしまいました。
江戸時代に栄えながら明治に入り鉄道・道路からはずれ取り残された旧宿場町と言えますね。
でも、その今は昔の郷愁が魅了するのか、竹久夢二、井原西鶴、谷崎潤一郎、司馬遼太郎、つげ義春、平岩弓枝・・・と名だたる文豪達がこの小さな港町を訪れ作品に描いたそうです。(Wikipedia、たつの市HPなどを参考にまとめました)

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たつの市立室津海駅館
近世から近代にかけて廻船問屋として活躍した豪商「嶋屋」の遺構です。
切妻平入り本瓦葺き二階建てという室津の町家の特徴をよく残しています。入館料200円

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土間の高い天井から飛騨高山の“さるぼぼ”みたいな人形がいっぱい・・・。
80過ぎのおばあさんの手作りだそうです。

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ちょっと不思議な木造3階建て家屋

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たつの市立室津民俗館
屋号を「魚屋」といい、江戸時代には苗字帯刀(豊野家)を許され、姫路藩の御用達をつとめた豪商の遺構です。
入口から少し見せていただきましたが、広い座敷が奥まで続いてました。


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町の奥まで続く石畳の道路がメインストリート?!

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たつの市室津出張所は朝鮮通信使宿舎跡

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キスの開きの天日干し!!
室津の歴史に興味がなかったら、ごく普通の漁村の趣、それが室津の魅力でもあります!!


最後は県道250線、通称「七曲がり」を通って道の駅「御津」へ立ち寄りました。

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10周年記念ののぼりが・・・。オープン当初はあちこちの関西のローカル情報番組で取り上げられてました。

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地元の海産物だけでなく、地元野菜や花などもいろいろ!!デカデカキャベツと山盛りちりめんじゃこを購入!!

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建物から砂浜に降りられます。

晩ごはんは、昨年お正月に日生で食べた名物の“カキオコ”(牡蠣のお好み焼き)を、ホットプレートで見よう見まねで作ってみました。
見かけは悲惨な事になりましたが、新鮮な牡蠣てんこ盛りととれとれキャベツに広島のおたふくソースで美味しくいただけましたよ。
殻つきはもちろん、直売所のおばちゃんに教えてもらったように電子レンジでチンして完食!!

この日は大好物の牡蠣三昧!!来年もぜったい行くぞー!!